長く使うことそして価値のあるものを選ぶこと [日記]
「安物買いの銭失い」なんて諺がありますが、僕は間違いなくそのとおりで安物を買っては失敗ばかりしています。
先日机の中を整理していたら20歳の誕生日に父がプレゼントしてくれたdunhillのライターが出てきました。
今はもう、タバコを吸っていませんので無用なものですが、百円ライター全盛期になってもずっと使い続けたライターでした。
その間、故障などは一度もなし・・・
ライターですからかなりハードに使っていたはずです。
父はこのライターを僕に渡すときこう言いました。
「今のお前には似合わないものかもしれないけど、お父さんの年くらいになるときっと似合うようになるよ。」
確かにその当時ダンヒルのシルバーのライターなんて僕には高くて買える代物ではありませんでしたし、それに親父の年になるまでこのライターが使えるはずは無いと思っていました。
今、こうしてみると使ってきたんですねぇ・・・と言うか使えるものなんですね。
父がいつも口癖のように言っていた事があります。
「何か欲しいと思う物ができたら高くても長く使えるものを選びなさい。高くて買えないのなら貯蓄して買うんだ。その間でいらなくなったらそれは本当に欲しかったものではないのだから。」
長持ちして良いものを買うことや衝動買いをして無駄なお金を使わないことなど、一生懸命教えていたのでしょうね。
不良少年だった僕はようやく最近この意味が分かるようになりました。
でも、未だに衝動買いの癖は抜けず父の教えてくれたことが生きてはいないような気がします。
身の回りにある仕事に使うアイテムも良く吟味して買ったものではありませんが、これを最後まで大切に使わなくてはいけませんね。
高くても実用的で長く使えるものを選ぶ目を養い、またそれを手に入れるために我慢して貯蓄出来るように今から不良おやじはまた修行をしなければいけません。
本当に何歳になっても駄目な息子だとあの世で言っている父の顔が浮かびます。